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ペットを火葬するときのお花選び。お花の役割や選び方の注意点って?

2024.06.15

ペットを火葬するときのお花選び。お花の役割や選び方の注意点って?

ペットは家族の一員として私たちに多くの喜びを与えてくれる存在です。そのため、愛するペットが亡くなったときには、最も良い形で送り出してあげたいと考えるのは当たり前のことです。そのときペットの火葬に際して、お花をどのように選ぶかは非常に重要なポイントとなります。本記事では、ペット火葬の関する知識を深め、火葬時の最適な花選びのポイントを詳しく解説します。

ペット火葬におけるお花の役割

お花がもたらす癒しの効果

お花は、その美しい色合いや香りによって心を癒す力を持っています。特にペットを失った深い悲しみの中にいる人々にとって、お花は慰めと癒しを与えてくれる大切な存在です。お花を飾ることで、心が安らぎ、ペットとの思い出を穏やかな気持ちで振り返ることができます。また、ペットの周りを明るく美しくし、邪気を払うなども言われています。

お花の持つ意味とシンボル

お花にはそれぞれ特有の意味やシンボルがあり、ペットの供養にふさわしいものを選ぶことが大切です。例えば、カーネーションは「無垢で深い愛」、リリーは「純粋」や「威厳」といった花言葉があります。ペットのために選ぶお花には、こうした意味を持つものを選ぶことで、より深い愛情と感謝の気持ちを表現することができます。

ペット火葬での花選びのポイント

おすすめの花

ペットの火葬の際におすすめの花には以下のようなものがあります。

カーネーション

カーネーションは、その柔らかな色合いと豊かな香りで、ペットの供養にも最適です。特に、白やピンクのカーネーションは、優しさと愛情を象徴し、ペットへの深い愛を表現するのにぴったりです。花言葉は「無垢で深い愛」です。

リリー

リリーは清潔感があり、純粋さを象徴する花です。その美しい花姿と控えめな香りは、ペットの供養にふさわしい選択となります。花言葉は「純粋」「威厳」です。

チューリップ

春の花として人気があるチューリップは、明るく元気なイメージを持っています。ペットの火葬の際には、鮮やかなチューリップを選ぶことで、温かい思い出を胸に刻むことができます。花言葉は「愛の表現」「思いやり」です。

ひまわり

ひまわりは、明るさと希望の象徴です。夏の季節にぴったりの花で、ペットとの楽しい日々を思い出しながら、お別れをすることができます。花言葉は「崇拝」「敬愛」です。

コスモス

秋を代表する花であるコスモスは、その繊細な花姿が特徴です。ペットの火葬の際には、穏やかで静かな気持ちを持って送り出すことができます。花言葉は「調和」「謙虚」です。

ガーベラ

ガーベラは、その明るく華やかな花姿が人気です。元気で明るいイメージを持つガーベラは、ペットへの感謝の気持ちを込めて選ぶのに適しています。花言葉は「希望」「前向き」です。

避けるべき花の特徴

香りが強すぎる花

香りが強すぎる花は、火葬の場にふさわしくありません。香りが強すぎると、他の人々に不快感を与える可能性がありますので、控えめな香りの花を選びましょう。香りにつられて虫が集まってくることもあるため避けたほうが無難です。

花粉が多い花

花粉が多い花は、アレルギーを引き起こす可能性があります。特に火葬場や供養の場では、花粉が散らばることがないよう、花粉の少ない種類を選ぶことが重要です。

季節に合った花の選び方

季節ごとに適した花を選ぶことで、より美しい供養が可能になります。例えば、春には桜やチューリップ、夏にはひまわりやユリ、秋にはコスモスやダリア、冬にはシクラメンやポインセチアなどが適しています。

花選びで気をつけるべきポイント

造花を避ける理由

造花は見た目は美しいですが、生花が持つ癒しや慰めの効果は期待できません。さらに、材質によっては棺の中に入れることができないものもあり、燃えかすがお骨に付着してしまい、きれいな形でお骨が残らない場合があります。ペットの供養には、生花を選ぶことが重要です。生花の持つ自然な香りと生命力が、心の癒しに繋がります。

淡い色の花を選ぶ理由

淡い色の花は、供養の場にふさわしい落ち着いた雰囲気を作り出します。特に白や淡いピンク、黄色などの花が適しています。これらの色合いは、静かな慰めと優しさを象徴します。また、濃い色の花は遺骨に色素が付着する恐れがあるため、淡い色の花を選ぶことが良いとされています。

ペットのお葬式でのお花の役割

供花としてのお花の役割

供花としてのお花がどのような意味を持つのか、役割について説明します。供花は、故人やペットの魂を慰めるとともに、参列者の心を癒す役割も果たします。お花を通じて感謝の気持ちや愛情を表現し、ペットとの最後の別れを美しく彩ります。あの子らしいと思えるお花や、イメージに近い色の花など、見ていて心地のいいものを選ぶことが、ペット供養に繋がるといえます。

まとめ

ペットに合った花を選ぶことで、その最期の時を心を込めて送り出すことができます。花選びは、ペットとの思い出を大切にし、その愛を形にするための大切なプロセスです。適した花を選び、感謝の気持ちを込めて供養することで、ペットへの深い愛情を示すことができます。
この記事を通じて、ペットの火葬に際して適切なお花を選ぶためのポイントを理解し、大切なペットとのお別れの際に、心を込めた供養ができるようになることを願っています。ペットの火葬や供養に関する具体的なアドバイスや情報を提供することで、飼い主の方々が最善の選択をする手助けができれば幸いです。

この記事を書いた人

芳賀 葵生
愛犬のミニチュアダックスフンドを亡くしペットロスを経験、ディアペットへ入社。
ディアペット東京店の店舗スタッフとして勤務。動物葬祭ディレクター2級保有。

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