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ペットの火葬前にできること・決めること 〜後悔しない最後の時間の過ごし方〜

2025.12.07

ペットの火葬前にできること・決めること 〜後悔しない最後の時間の過ごし方〜

“うちの子の旅立ち”。

考えるだけでも胸が苦しくなるような、寂しいお別れの時です。
今まさに、大切なわが子のお見送りを前にして、
このページにたどり着かれた方もいらっしゃるかもしれません。

  • 火葬の準備はどうしたらいいのか
  • 火葬業者はどう選べばいいのか
  • お骨やご供養をどうするのか
  • 火葬までの間、何をしてあげられるのか

たった一度きりのお見送りだからこそ、
「後悔のないようにしてあげたい」と願うのは、ごく自然なことです。

この記事では、ペット葬祭の専門知識と、
これまで多くのご家族さまから伺ってきた体験をもとに、

  • 火葬の前に「決めておきたいこと」
  • 火葬の前に「してあげられること」
  • ご自宅での安置方法と注意点

を、やさしく丁寧にまとめました。

どうか、うちの子との最後の時間が、
少しでもあたたかく、悔いの少ないものになりますように。

まずは、ゆっくりと心を整えて

「すぐに火葬してあげないといけないのでは…?」

旅立ちの直後、そのように思われるご家族さまも少なくありません。
ですが、私たちディアペットとしては、
人と同じように、一晩以上そばで過ごしてあげることをおすすめすることが多いです。

お体をやさしく整えてあげたり、撫でてあげたり、
愛らしいお顔にそっと触れたり…。

お姿があるうちにしかできないことが、たくさんあります。

深い悲しみや動揺の中で、
火葬業者を急いで探したり、大切なことを十分に考えられなかったりすると、
後になって「もっとこうしてあげればよかった」と、
ご自身を責めてしまうこともあるかもしれません。

どうか、うちの子との最期のお時間を、
ご家族さまのペースで大切にお過ごしくださいね。

火葬の前に「決めておきたいこと」

お骨をどうするか

火葬後には、うちの子の「生きた証」として、お骨が残ります。

  • ご自宅に連れて帰って、手元で供養する(返骨)
  • 火葬業者や霊園に、そのまま納骨・供養をお願いする
  • 粉骨して樹木葬や海洋散骨をする

など、さまざまなご供養の形があります。

「どうしたらいいのか、今はまだ決められない…」
そのように感じるご家族さまもたくさんいらっしゃいます。

その場合は、いったんお骨をご自宅へ連れて帰り、
“手元供養”という形で、ゆっくり考える
こともできます。

最近では、おうちでそっと手を合わせられるような

  • ペット仏壇
  • 骨壷を納める小さな供養スペース

を祈りの場として整える方も増えています。

時が経つ中で、気持ちが変わることもあるでしょう。
その時々のご家族さまのお気持ちが、なにより大切です。

ペット火葬業者・火葬プランを選ぶ

今では、さまざまなタイプの火葬サービスがあります。

  • ご自宅まで来てくれる 移動火葬車
  • 施設に伺って火葬・葬儀を行うタイプ
  • お迎え後、火葬〜納骨までお任せする 引き取り火葬(一任火葬) など

その中でも、よく目にする言葉が 「個別火葬」と「合同火葬」 です。

  • 個別火葬 … うちの子だけを火葬し、ご家族でお骨を拾えるプラン
  • 合同火葬 … 他の子と一緒に火葬するため、返骨ができないプランが多い

「お骨を拾ってあげたい」「おうちに連れて帰って供養したい」
というご希望がある場合は、必ず個別火葬を選ぶ必要があります。

また、火葬の前に、次のような点を確認しておくと安心です。

  • 自宅で用意した箱やお布団のまま火葬できる?
  • うちの子の好きだったおやつやおもちゃは一緒に入れられる?
  • お骨拾い(収骨)はできる?お骨を全てもらえる?
  • 今後の納骨や供養もお願いできる?

分からないことがあれば、無理にその場で決めず、
ペット火葬業者さんへ遠慮なく相談してみてくださいね。

火葬の前に「してあげられること」

ここからは、旅立ったお子さまに実際にしてあげられることをまとめました。
すべてを行う必要はありません。

「これはしてあげたい」「うちの子に合っていそう」と感じるものを、
心のままに選んでいただけたらと思います。

遺毛を残す

柔らかい毛並みは、その子がそばにいてくれた証そのものです。
遺毛は火葬後には残らず、お空へと還ってしまうため、
形として手元に残すことができません。
鳥さんの羽根やハリネズミさんのハリなども同じです。

そのため、旅立つ前に少量の遺毛をカットして保管されるご家族さまが多くいらっしゃいます。
あとからそっと寄り添ってくれる、大切な宝物になります。

「毛を切るのがかわいそうで心苦しい…」という場合には、

  • お腹の下
  • 後ろ足の内側
  • 目立ちにくい部分

などから、少しだけ分けてもらうのも一つの方法です。

遺毛は、

  • 遺毛ケース
  • 遺毛キーホルダー
  • メモリアルジュエリー

など、後から形に残すこともできます。
まずは小さな袋に入れて保管したり、ティッシュに包んでおくだけでも大丈夫です。

足あとを残す

肉球の足あとは、その子の小さな歩みを思い出させてくれる、大切な“かたち”です。

足あとも火葬後には残すことができないため、
「残しておけばよかった…」というお声を本当によく伺います。

無害なインクや専用シートを使って紙や布に残しておくと、
何年経っても、その子の温もりや足音までそっとよみがえってくるようです。

ペットメモリアル専門店ディアペットでは、
肉球を汚さずに足あとを残せる「足あとスタンプキット」もご用意しています。
眠っている子にも使いやすく、汚れの心配も少ないため、
初めてのお見送りでも安心してお使いいただける方法のひとつです。

残した足あとは、
メモリアルグッズづくりの元になったり、
飾ったりアルバムにしたりと、さまざまな形でそっと寄り添ってくれます。

爪を残す

爪も火葬後には残らず、お空へ還ってしまう部分です。
そのため、爪を遺品として残されるご家族さまも増えています。

普段のお手入れでカットしてきた小さな爪には、
いっしょに過ごした時間や、その子らしさが静かに刻まれています。

もしも残せるくらいの爪の長さがあれば、
無理のない範囲で爪切りを使って少しだけカットしておくこともできます。
小さなケースに入れてそっと保管しておくと、
旅立ったあとも手のひらでその存在を感じられる、あたたかな宝物になります。

最後にゆっくり撫でてあげる

「ありがとう」
「よく頑張ったね」

そんな想いを込めて、体をゆっくり撫でてあげる時間は、
お子さまにとっても、ご家族さまにとっても、
大切な心の整理につながります。

撫でてあげるその感触も、火葬後にはもう触れることができません。
お姿のある、この限られた時間だけのものです。

「ここ撫でられるのが好きだったね」
「ここの毛はふわふわで気持ちいいね」

そんなふうに声をかけながら触れてあげると、
悲しみの中にも、その子と過ごした温かな記憶が静かによみがえってきます。

匂いを記憶に刻む

匂いは、記憶と深く結びついていると言われます。
そばで寄り添ってくれた日々を思い出させてくれる、かけがえのない“その子らしさ”のひとつです。

亡くなってから時間が経つにつれて、
お身体の変化により、少しずつ匂いが元のままではなくなってしまうこともあります。

どうか、お姿のある今その時に、
ご家族さまのタイミングで、その匂いを感じてあげてください。

「生前のようにお顔を埋めて、すりすりしながら匂いを吸い込んだ」
「大好きだったブランケットを袋に入れて密封して、匂いを残している」

そんなふうにお話しされるご家族さまもいらっしゃいます。

形には残りにくいものですが、
ご家族さまなりの方法で “その子を感じる時間” を大切にすることは、決して間違いではありません。

思い出の品と一緒に過ごす(副葬品の注意点)

いつもそばにあった毛布・おもちゃ・首輪など、
その子が大好きだったものを側に置いてあげると、
「これ好きだったね」と話しかけながら過ごす、ご家族の時間が生まれます。

家族だからこそ知っている“うちの子が喜ぶこと”。
そのひとつひとつに、いっしょに歩んできた家族の歴史が詰まっています。

そして、お見送りのときに、
これらの品物を副葬品(ふくそうひん)として一緒に火葬してあげたい
と願われるご家族さまも多くいらっしゃいます。

ただし、素材や量によっては火葬できないものもあります。

  • 布製・紙製 … 可の場合が多い
  • プラスチック製品・金属類 … 不可の場合が多い

事前に火葬業者さんに確認されると安心です。

中には、紙製のお弁当箱に好物を詰めて「お弁当」をつくってあげた方も。
やさしいアイデアに、心があたたかくなりますね。

思い出の品を手元に残される方もいれば、
一緒に火葬してあげる方もいます。
どちらが正しい、ということはありません。
ご家族さまのお気持ちに寄り添った形で、お見送りができますように。

最後の写真を残す

旅立ったお子さまの写真を残すかどうかは、
多くのご家族さまが迷われることのひとつです。

「最後の姿を撮るのはかわいそうな気がして…」
「でも、あとから残しておけばよかったと思わないだろうか…」

そんなお気持ちの狭間で、揺れてしまうこともあるかと思います。

一方で、後になって
「残しておいてよかった」
と感じられる方もたくさんいらっしゃいます。

耳の先やおてて、肉球など、普段あまり撮らない部分を残していたことで、
「撮っておいてよかった」と感じられた、というお声もあります。

撮ることに迷いや抵抗がある場合は、無理に撮る必要はありません。
ご家族さまの心が「今なら撮れそう」と感じたときに、
そっと一枚だけ残してあげる、という選び方もあります。

火葬までの安置方法と注意点

旅立ったお子さまのお姿を穏やかに保つためには、
ご自宅での安置の仕方がとても大切です。
ここでは、できる範囲で行えることをまとめました。

安置期間の目安

夏:1〜3日
冬:3〜5日
※体の大きさやお部屋の温度によって個体差があります。

冷やしてあげる

お腹周りを中心に、
保冷剤をタオルで包んでそっと当ててあげます。
直接お体に触れないようにすると、結露がつきにくく安心です。

ご自宅での安置が長くなりそうな場合は、
保冷剤よりも長く冷たさを保てるドライアイスを併用されるご家族さまもいらっしゃいます。
必要に応じて、無理のない範囲でご検討くださいね。

ディアペットでもドライアイスをご用意していますので、
もしもの時にお困りの際はお声がけください。
※実店舗では、ディアペット埼玉店のみのご用意です。ご来店前にお電話でご確認ください。

姿勢を整える(硬直する前に)

亡くなってからおよそ2時間ほどで死後硬直が始まると言われています。

  • 前足を胸の前にそっと折り曲げる
  • お顔の向きを整えてあげる

など、できる範囲で自然な姿勢にしてあげてください。

できる範囲で清潔に

ガーゼでお体をやさしく拭き取り、
毛並みを整えてあげると、より安らかなお姿になります。

すべてを完璧に整える必要はありません。
できることを、できる範囲でで大丈夫です。

ご自宅でのお手入れに不安がある場合は、
かかりつけの動物病院に相談してみるのも安心です。

ご家族でもできる優しいケアをサポートするために、
ディアペットでは「エンゼルケアセット」もご用意しています。
必要に応じて、無理のない範囲でご利用くださいね。

においを感じたら、早めの火葬を

お体の変化が進んでくると、
どうしてもにおいが気になることがあります。

その際は、できるだけ早めに火葬をお願いすると安心です。
迷われる場合は、うちの子セレモナビでもご相談を承っています。

よくある質問(FAQ)

Q. 一緒に火葬出来るものは?

火葬業者ごとに規定が異なりますが、

  • 布製品・紙製品 … 可の場合が多い
  • 金属・陶器・プラスチック … 不可の場合が多い

といった傾向があります。
予約時に「一緒に入れてあげたいものがある」ということをお伝えし、
必ず確認しておきましょう。

Q. 自宅で安置する箱(棺)はどれが良い?

お子さまの大きさに合った箱や、ペット用の棺が安心です。
箱の底に毛布を敷いてあげると、体が安定し、冷やしやすくなります。

ディアペットでも、サイズや形の異なるペット用棺をご用意しています。
また、火葬業者によっては棺を用意してくれる場合もありますので、
ご希望があれば相談してみてください。

ただし、火葬炉に入れられる棺は“素材によって可否が分かれる”ことがあります。

  • 紙製 … 可の場合が多い
  • 木製・バスケットタイプ … 不可の場合も

こちらも、事前の確認がおすすめです。

Q. お骨を遺骨カプセルに入れたい場合はどうしたらいい?

お骨を遺骨カプセルや小さなケースに納めたい場合は、
お骨拾いの際に、小さなお骨をほんの一部だけ分けておくと、
あとから骨壷を開けずにすみます。

直接手で触れると、皮脂がカビの原因になることもあるため、

  • 手袋
  • ピンセット
  • おはし

などを使い、やさしく扱ってあげると安心です。

Q. 火葬について、相談できる場所はありますか?

迷われることがあれば、
うちの子セレモナビ(ディアペット)へご相談ください。
LINEでのご相談もお受けしています。

  • 火葬や葬儀のご希望を伺いながら、
    お子さまに合った火葬業者を一緒にお選びし、ご紹介すること
  • ご自宅でできるエンゼルケア(ケアセットの使い方など)のご案内
  • お見送りに関する不安やご心配ごとのご相談

など、無料でお手伝いしています。

最後に 〜心を込めてお見送りを〜

「こうしてあげたかった」
「もっと知っていれば、違う選択をしたかもしれない」

ペットちゃんとのお別れのあとで、
そんなふうに感じてしまうこともあるかもしれません。

けれど、“今できること”を、ひとつずつ心をこめてしてあげることが、
何よりのご供養だと、私たちは考えています。

その想いはきっと、お空のうちの子にも届いています。
どうか、後悔が少しでも少なくなるように。
そして、安心してお見送りができるように。

この記事が、ほんの少しでもお力になれたなら幸いです。

うちの子セレモナビからご家族さまへ

火葬前の時間は、悲しみが深い中でも
「ありがとう」や「だいすきだよ」を伝える、大切なひとときです。

遺毛や足あとを残し、優しく撫でて、
思い出をたしかめながら過ごしたその時間は、
後になって、ご家族さまの心をそっと支えてくれることがあります。

旅立ったあとも、
うちの子が歩んできた日々が、皆さまの心をあたたかく照らしてくれますように。

「大切な家族に、心からのお見送りをしてあげたい」

そのお気持ちに寄り添いながら、
私たちも心を込めて、お手伝いさせていただきます。

この記事を書いた人

荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。

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