「ペットの遺骨、どのくらいで土に還るの?」
ペットを失ったとき、その遺骨をどのように扱うかは多くの飼い主にとって重要な問題です。
遺骨の埋葬を考えた際には、土に還るまでの時間については多くの方が考えることでしょう。本記事では、ペットの遺骨がどれくらいで土に還るのか、またその過程を早める方法について詳しく解説します。
ペットの遺骨が土に還るまでの時間
ペットの遺骨が自然に土に還るまでの時間は、さまざまな要因によって異なります。
一般的には、小型犬や猫などの小さな動物は、大型犬よりも早く土に還ります。これは、骨の量や密度が異なるためです。大型犬の場合、完全に土に還るまでには数十年かかることもあります。
遺骨が土に還る速度は埋葬場所の環境条件にも大きく影響されます。
湿度や温度、土壌の酸性度などが関与し、それらが高い場合には分解が早まる可能性があります。
粉骨による自然への還りやすさ
粉骨とは、遺骨を細かく砕いてパウダー状にすることです。
遺骨をパウダー化することで、遺骨はより早く自然に還ります。
粉骨された遺骨は表面積が増えるため、微生物による分解が促進されるためです。
粉骨のメリット
- コンパクト化:
粉骨することで遺骨は1/3から1/4程度のサイズになります。これにより、自宅で保管する際にもスペースを取らず、気軽に供養することができます。 - 携帯性:
粉骨された遺骨は小さなカプセルやペンダントに入れることもでき、生前同様に一緒にお出かけすることも可能です。
※粉骨しなくても小さな遺骨ならカプセルにそのまま納めることも出来ます。
大型犬の場合
大型犬の場合、その体格から遺骨も大きくなるため、自然に還るまでにはさらに長い時間が必要です。
しかし、粉骨を行うことでより早く自然に還すことができるでしょう。
結論
ペットの遺骨が土に還るまでには時間がかかりますが、その過程を早めたい場合には粉骨という選択肢があります。粉骨は自然への還りやすさだけでなく、保管や携帯性にも優れており、多くの飼い主から支持されています。最終的には、ご家族で相談しながら納得できる方法で供養してあげてください。
この記事を通じて、大切なペットとの最後のお別れについて考えるお力となれば幸いです。
この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。