
ペット供養には欠かせない存在である【お花】。
ペットの仏壇やお墓にそっと手向けたり、
大切な家族を亡くされた方へお悔やみとして贈ったりと、
想いを込めて選ぶ機会も多いものです。
今回は、そんなペット供養のお花について、選び方のポイントや意味をご紹介します。
お花を供える意味って?
お花を手向ける理由は、さまざまな意味を持っています。
- うちの子へ「大好きだよ」と気持ちを伝えるため
- お子さまのまわりを明るく、美しく整えるため
- 祈りの場を清めるため
- 私たち自身が命の尊さを感じるため
どの理由であれ、お花は祈りの空間にやさしい彩りを与えてくれる、欠かせない存在です。

選んでよい花・避けるべき花はあるの?
仏事のマナーとして、
- トゲのある花(バラなど)
- 毒のある花(スイセンなど)
を避けるように言われることもありますが、絶対的なルールではありません。
たとえば、お正月にはトゲのある松を飾ることもありますし、
ペット供養においてもバラの花が選ばれることは珍しくありません。
美しく咲いた花が、見る人の心を癒してくれる――。
それこそが何より大切なのです。

どんな基準で選べばいいの?
ペット供養の花選びに正解はありません。
ご家族さまのお気持ちや、お子さまの個性を大切にした「その子らしい」お花を選びましょう。
たとえば…
- ペットのイメージに近いお花
華憐な印象 → かすみ草
キュートな子 → ガーベラ - お子さまに似合う色合いで
ピンクが好きな子 → ピンク系の花
元気な印象な子 → イエローやブルー系 - 名前にまつわる花を
「さくら」ちゃん → 桜の花や淡いピンク系の花
「ひまわり」ちゃん → 向日葵など - 虹の橋をイメージして
淡いレインボーカラーのブーケやアレンジメントも人気です
まとめ
「この子にぴったりだな」
そんな風に感じながら選ぶお花は、きっとお空のあの子にも届いているはずです。
お花は、悲しみの中にやさしさを添えてくれる特別な存在。
どんな花を選ぶかではなく、
「その子を想って」選ぶことこそが、何よりの供養になります。


この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。