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ペット火葬の副葬品|入れられるもの・入れられないものと後悔しないために大切なこと

2026.02.22

ペット火葬の副葬品|入れられるもの・入れられないものと後悔しないために大切なこと

「何か、持たせてあげたい」

大切な家族との最後のお別れのとき、
そう思われるご家族さまはとても多くいらっしゃいます。

けれど同時に、

  • 何を入れていいの?
  • 棺はそのまま使える?
  • フードは燃え残らない?
  • 移動火葬だと制限がある?

と、不安を抱えながら決めていらっしゃいます。

私はペットメモリアル専門店で10年間、店頭に立ち、
数えきれないほどのご家族さまのお声を伺ってきました。

その中で強く感じているのは、

副葬品は「入れられるもの一覧」よりも
“確認できたかどうか”が後悔を減らす

ということです。

この記事では、

  • 副葬品の基本的な考え方
  • 入れられることが多いもの
  • 入れられないことが多いもの(理由つき)
  • 移動火葬と固定炉の違い
  • 実際にあった後悔の声
  • 終活としてできる準備

を、実際の現場エピソードとともに丁寧に解説します。

火葬業者によって大きく変わります

まず知っておいていただきたいのは、
副葬品の可否は一律ではないということです。

火葬業者によって差があるのは事実ですが、
それは決して「理由なき制限」ではありません。

多くの場合は、
できるだけきれいにお骨を残すための配慮や、
安全に火葬を行うための判断によるものです。

そのため、入れてあげたいものがある場合は、
火葬業者へ必ず事前に確認することが大切です。

移動火葬の場合

  • 炉が小型
  • 燃焼効率が重視される
  • 炉が小型なことから、棺が使えないことが多い
  • 花や布の量に制限がある場合がある

固定炉(霊園・葬儀施設)の場合

  • 炉が大きく比較的自由度がある
  • ただし霊園ごとに規定が異なる
  • 棺がNGのケースもある

実際に、

「桐製の立派な棺を準備したのに、そのまま火葬できなかった」

というご家族さまのお声も伺いました。

副葬品選びは、“気持ち”だけでなく
事前確認がとても重要です。

▶おすすめ記事
「移動火葬のメリット・デメリットと選び方」
「ペットの火葬前にできること・決めること」

入れられることが多いもの

※必ず火葬業者への事前確認を前提にしてください※

手紙・写真(紙製品)

紙製であれば問題ないことが多いです。

「手紙を書いて入れてあげたよ」
と、あたたかく話してくださるご家族も多くいらっしゃいます。

一方で、

「知っていたら書きたかった」

という後悔のお声もあります。

お花

「沢山入れて、お花畑みたいにしてあげたの」

そんなふうにお話くださる方も少なくありません。

量に決まりはありませんが、
あまりにも沢山だと制限される場合があります。

フード・おやつ(工夫が必要)

フードは入れられることが多いですが、
包装のままはNGな場合もあります。

これは、包装がプラスチック製の場合が多いからです。

実際に、

「フード自体はOKだったけど、包装のままはダメだった」

というケースもありました。

私自身の体験では、

  • 紙皿
  • 紙製のお弁当カップ
  • 焼き菓子の紙型

を使って好物を入れて見送りました。

ウェットフードも入れやすく、素材問題も避けられます。
プラスチック製のものは火葬不可の場合がありますので、素材にご注意ください。

また、フードを大量に入れると炭のように残ることがあったので、
お身体のすぐ近くには置きすぎない方が安心かもしれません。

布製品

  • 洋服
  • ブランケット
  • ぬいぐるみ

量が多いと灰が増える可能性があります。
こちらも業者へ確認を。

「家族の靴下が大好きだったから、一緒に入れてあげたの」

そんなお話を伺ったこともあります。

火葬可能な木製の数珠

ディアペットで扱う木製念珠(数珠)は、火葬可能商品です。

「火葬できる数珠はありますか?」
「手に持たせてあげたくて…」

というお問い合わせもいただきます。

副葬品としてお選びになる方もいらっしゃいます。

木製念珠はこちら

入れられないことが多いもの(理由)

  • プラスチック
  • 金属
  • ガラス
  • 電池入り製品
  • アルミ包装

これらは、

  • 火葬炉を傷つける可能性がある
  • 爆発や溶解の危険がある
  • 燃焼効率が下がる可能性がある
  • 灰や燃え残りが増え、収骨に影響する場合がある

といった理由から、制限されることが多い素材です。
副葬品は「気持ち」だけでなく、素材確認がとても重要です。

実際にあった“後悔”の声

知らなかった後悔

  • 副葬品を入れられると知らなかった
  • 棺が使えないことを知らなかった
  • 業者によって違うと知らなかった

「お店でペット用の棺をはじめて知った、知っていたら使ってあげたかった」

そんなお声も伺いました。

時間がなく準備できなかった

  • 花を買いに行けなかった
  • 好物を買いに行けなかった
  • 手紙を書かなかった

副葬品は必須ではありません。

けれど、

「こんなことも、出来たんだ」と
後から知ると後悔につながることがある
それが現場で感じてきた現実です。

だからこそ、
うちの子セレモナビやコラムを通して
大事な子のお見送りについて知って欲しい。

そう願っています。

終活としてできること

終活中のご家族さまの中には、

  • 何を副葬品として入れるか
  • 何を遺品として残すか

を考えていらっしゃる方もいます。

副葬品は生前使っていたものや
好きだった食べ物を選ぶことが多いですが、

お見送りの準備として

などは事前準備も可能です。



▶おすすめ記事

「ペットの火葬前にできること・決めること」
「ペット火葬までのドライアイス保冷方法」

「ペットの火葬前にできること・決めること」では、
悔いのないお見送りになるようにと執筆したコラムです。

少しでもお役に立ちますよう祈っています。

最後に大切なこと

副葬品は、霊園や火葬業者によって判断が大きく異なります。

炉の大きさや設備、体格によっても変わります。

どうか、

「これくらいなら大丈夫だろう」と思わず、
事前に一度、火葬をお願いする業者へご相談ください。

確認することもまた、
大切な家族のためにできる、最後の思いやりのひとつです。

そして――

何を持たせてあげたかよりも、
どんな気持ちで見送ったか。

その想いこそが、
いちばん大切な贈り物だと、私は感じています。

たとえ副葬品を入れることが叶わなかったとしても、
どうかご自分を責めないでください。

何を持たせたかよりも、
どんな想いで見送ったかのほうが、ずっと大切です。

あなたが大切な子を想うその愛情こそが、
きっと何よりの贈り物です。

その想いを胸に、
旅立っていくのだと、私は信じています。

この記事を書いた人

荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。

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