ペットが亡くなり、火葬を済ませても、心にはぽっかりと穴が開いたまま——。
「何かしてあげたい」「供養したい」という気持ちがあるものの、
“回忌法要”という言葉に難しさを感じている方も多いかと思います。
この記事では、そんな方に向けて「回忌法要」の意味やタイミング、
ペット供養としてどう向き合えばよいかをわかりやすくお伝えします。
目次
回忌法要の意味とは？
「回忌法要（かいきほうよう）」とは、亡くなったペットの命日（祥月命日）に行う供養のことです。
たとえば、2025年3月3日に旅立った場合、翌年の3月3日は一周忌にあたります。
仏教では、亡くなってからの年月ごとに供養を行う慣わしがあり、 特に次のような節目の法要が行われます。
- 四十九日（旅立ちから49日後）
- 百か日（約3か月後）
- 一周忌（満1年）
- 三回忌（満2年）
- 七回忌〜三十三回忌（地域や宗派によって異なる）
人と同様に、ペットにも感謝の気持ちを込めて回忌法要を行うことで、
心の整理がつき、前を向く一歩になるとされています。
法要は何のために行うの？
仏教での法要は、もともと「仏の教えに触れる」ための大切な行い。
亡くなった存在の冥福を祈るだけでなく、残された家族の心を癒し、
生きるうえでの気づきや支えを得る機会にもなります。
また、家族や大切な人が集まり、思い出を語ることで、 深まる絆や再確認できる想いもあるでしょう。
ペットの回忌法要、どう行えばいい？
基本的には、以下のような方法で法要を行います。
- ご自宅でお仏壇の前で手を合わせる
- お坊さんに読経を依頼する（ご自宅・寺院など）
- ペット専門の供養祭に参加する（例：ディアペットの合同供養祭）
お子さまを想う気持ちに沿った方法で、無理なく供養することが大切です。
主な回忌とその意味
四十九日法要
仏教では、四十九日までにあの世への行き先が決まるといわれています。 この日に位牌へ魂を込め、本位牌への切り替えや納骨を行う方も多くいらっしゃいます。
百か日法要
旅立ちからおよそ3か月。一区切りの意味合いを持つ日です。 人の場合は省略されることもありますが、 気持ちの整理として行うのもおすすめです。
一周忌
満1年を迎える節目。悲しみの中にあった時間を超えて、 あらためてお子さまの存在に感謝し、祈る日です。
三回忌
亡くなって満2年。 一周忌を2回目の供養と数えるため、三回忌と呼ばれます。 大切な存在と過ごした日々を思い返す機会に。
回忌法要は、心をあたためる供養の時間
回忌法要は、お空のあの子が困らないよう祈るだけでなく、 感謝や愛情をあらためて伝える時間でもあります。
「まだ悲しくて手を合わせるのも辛い」
そんなときは、無理に行う必要はありません。
けれど、法要を通して流れる涙が、
少しずつ“悲しみ”から“温かさ”に変わっていくこともあります。
どこで法要をすればよいかわからないという方には、
ペット供養に特化した合同供養祭などもおすすめです。
ディアペットの供養祭のご案内
ペット供養の専門店ディアペットでは、 全国で合同供養祭を開催しています。
動物供養で知られる横田住職によるご読経とともに、 心静かに祈る時間をお届けしています。
「うちの子の法要、どうしよう…」 そう悩んだときには、どうぞお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。