
ペットと過ごした時間は、かけがえのない宝物。
旅立った後も、”うちの子”への想いを形にしていくために、
供養のタイミングを大切にしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、うちの子を偲び、感謝を伝えるために知っておきたい、
年間を通じての大切な供養のタイミングをご紹介します。
春と秋のお彼岸
お彼岸は、春分と秋分の前後3日間を合わせた7日間。
仏教では、昼と夜の長さが同じになる”中日(ちゅうにち)”を中心に、心が通いやすい時期とされています。
- 春のお彼岸:3月20日前後
- 秋のお彼岸:9月23日前後

お盆(盂蘭盆会)
お盆は、年に一度、亡くなった家族が帰ってくるとされる大切な行事。
ペットもまた、大切な家族の一員です。
お仏壇を整え、迎え火・送り火・提灯などで”うちの子”を迎える準備をします。
- お盆時期:地域によって7月または8月

月命日と祥月命日
- 月命日:毎月訪れる命日。
ささやかなお供えや手を合わせる時間を持つだけでも、心の節目になります。 - 祥月命日:年に一度、旅立った日と同じ日付。
特に大切な日として、改めて想いを込める方が多くいます。

四十九日・百か日
- 四十九日:魂が旅立ちを終える日とされ、ペット位牌や仏壇を用意する方も多い節目。
- 百か日(卒哭忌):”泣くことから卒業する”意味合いのある日。感謝の気持ちとともに手を合わせる機会です。

その他の節目や供養の機会
- 年末年始の供養:静かに新年を迎えるため、年末の大掃除とともにお仏壇も整えましょう。
- 動物慰霊祭:各地の霊園や寺院で開催される合同供養。
家族で共に祈る場は、心の支えになります。

まとめ
ペットを想う気持ちは、時期を問わずいつでも大切なもの。
でも、節目を設けることで、心を整えるきっかけになることもあります。
“うちの子”を大切に想うその気持ちが、何よりの供養です。
忙しい日々の中でも、こうしたタイミングを上手に活かして、やさしい祈りの時間を持ってみてくださいね。

この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。