
「骨袋を新しくしてあげたい」
「仏壇におさめる準備をしたい」
そんなときにふと出てくる疑問――
「うちの子の骨壷サイズって、何寸だったかな?」
実はこのご相談、とても多くいただきます。
今回は、ペット骨壷のサイズの測り方と選び方について、わかりやすくご紹介します。
目次
ペット骨壷サイズの測り方
ペット用の骨壷サイズは、〇寸という単位で表記されています。
この「〇寸」は、**骨壷の直径(ふた部分を含む)**を指します。
たとえば…
- 3寸:直径 約9cm
- 4寸:直径 約12cm
- 5寸:直径 約15cm
測り方のポイント
- 骨壷の「ふた」を外して、口の直径を測る
- 難しい場合は「底の直径」でもOK
(ふたの分、多少誤差があります)

骨壷サイズはどうやって選ばれているの?
「小さな体だったのに、骨壷が大きく感じるのはなぜ?」
実は、骨壷のサイズは体重や体格ではなく「頭のお骨」で決めるのが一般的です。
頭のお骨(頭蓋骨)がすっぽりおさまるサイズを基準に選ぶと、すべてのお骨がきれいに収まるからです。
そのため、思ったより大きめの骨壷になることも多いのです。
種類によって違う?特別なサイズの考え方
ダックスちゃんや足の長いペットちゃんなど、頭以外の骨が大きい子もいます。
この場合は、「体の中で一番大きなお骨」に合わせて骨壷を選ぶのが目安となります。
- ダックスフント:鼻が高いため顔全体が長め
- 大型犬:足の骨が大きい場合も

骨壷のふたを開けるのがつらいときは…
「まだ気持ちの整理がついていないから、ふたを開けるのはつらい…」
そのお気持ち、とてもよくわかります。
無理をせず、底面から測る方法でも大丈夫です。
ただし、中には骨袋と骨壷がぴったり合っているものもあるので、
骨壷を袋から出すのが難しい場合はご注意ください。
骨壷サイズを把握して、骨袋や仏壇を選ぼう
骨袋やペット仏壇は、「ぴったりサイズ」で作られていることが多いため、
骨壷サイズの把握はとても大切です。
- 骨袋が小さすぎて骨壷が納まらない
- 骨袋に納めたままだと骨壷が仏壇に納まらない
こういった事態を防ぐためにも、一度うちの子のサイズを確認してみることをおすすめします。

まとめ|うちの子にぴったりのサイズを知るために
ペットちゃんのお骨を、ずっと丁寧に、きちんと供養していきたい。
そんな気持ちがあるからこそ、「サイズを知ること」はとても大切です。
- ふたを開けるのがつらいときは底面から
- 測るのが難しい場合は、スタッフにご相談を
あなたの手で選んだ骨袋や仏壇が、
きっと、うちの子にとっても心地よい居場所になりますように。

この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。