
ペットロスの友人や、身近な方が大切な家族を見送ったとき――
「何か声をかけてあげたいけど、どんな言葉がいいんだろう?」
そんな風に思って、この記事をご覧くださっているのではないでしょうか。
励ましたい、元気になってほしい、少しでも気持ちに寄り添いたい。
きっとあなたは、とてもやさしいお気持ちを持っていらっしゃる方なのだと思います。

ペットロスの悲しみは、想像以上に深く、周囲に理解されにくいこともあります。
だからこそ、誰かがそばにいてくれるだけで、心は少し救われるものです。
でも…
良かれと思ってかけた言葉が、かえって相手を傷つけてしまうこともあるのが、ペットロスのむずかしさ。
この記事では、ディアペットがこれまで多くのご家族と接する中で「かけてもらって嬉しかった」と聞いた言葉を3つご紹介いたします。
1.「本当に大切な存在なんだね」
ペットロスのご家族がよく感じるのが、
「ペットが亡くなったくらいで…」とまわりに思われているのでは、という不安。
そんなときに、「大切な存在だったんだね」と言葉をかけられると、
「わかってくれる人がいる」と、安心できるのです。

2.「泣いてもいいよ、大丈夫だよ」
「泣いてはいけない」「前を向かなくては」と自分を責めてしまう方も多くいます。
でも本当は、悲しいときには悲しんでいいのです。
涙を受け止めてくれる人がいる――
それだけで、心の重荷が少し軽くなります。
3.「最期まで想ってくれて、今も大切に思ってくれる人がいるなら、あの子もきっと寂しくないね」
ペットを亡くされたご家族は、
「もっとこうしてあげればよかった」と後悔することが本当に多いです。
そんな中、「今も想っていることが、ちゃんと届いているよ」と伝えてあげることは、
癒しにつながるやさしい励ましになります。

まとめ
声をかけるということは、簡単なようで難しいもの。
でも「その人の悲しみに寄り添いたい」というあなたのお気持ちは、必ず相手に伝わります。
大切な存在を失った方にとって、
「自分の気持ちをわかってくれる人がいる」
そう思えることが、どれほどの支えになるか――
筆者自身、愛猫を見送ったとき、そう感じました。
あなたのそのやさしさが、きっと心の灯になります。
どうかご無理のないかたちで、想いを届けてあげてくださいね。


この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。