
こんにちは、ディアペット大阪の荒木です。
私は小さな頃から猫たちと一緒に暮らしていて、
現在も2匹のやんちゃ娘と賑やかに過ごしています。
その一方で、旅立ちも何度か経験し、
そのたびに心の奥がぐっとえぐられるような、深い悲しみに包まれてきました。
そんな体験の中で、ふと思うようになったんです。
「悲しい気持ちには、カタチがあるのかもしれない」って。
目次
生まれたての悲しみ、そのカタチ

大切なうちの子が旅立った直後。
心に生まれたその気持ちは、トゲトゲしていて、触れると痛くて、
それでも捨てられないほど愛おしいものでした。
泣いても泣いても足りないほどの悲しみ。
ふいに涙があふれて、どうしていいかわからない。
“これもあの子への愛情なんだ”と思いたくて、頑張って抱きしめようとしても、
そのトゲに心が傷ついて、また泣いてしまう日々。
時間が薬というのは、確かにそのとおり
そんな日々が続いて、あるときふと気づきました。
「あれ? この悲しみ、少しだけ軽くなってる」
あんなにチクチクしていた感情が、少し丸くなったような…。
トゲが削れて、ようやく心の中に“なじんで”きたような、そんな気がしたんです。
“時間が薬”という言葉を、体で実感した瞬間でした。
変わる気持ち、変わらない想い

気持ちって、色や温度、形を変えながら、少しずつ変化していくもの。
「悲しみが薄れてしまったら、あの子のことも忘れてしまうのでは…」
そんな怖さを感じたこともあります。
けれど今、悲しみの色が変わっても、愛おしさは何ひとつ薄れていません。
あの子の話をする時には、笑って思い出せることも増えました。
あの子の旅立ちから8年経って、思うこと

あの子が旅立ってから、もう8年。
「なんであの子が…」と思い返して苦しくなることは今もあります。
けれど、あの頃の悲しみのカタチは、今では少しずつ馴染んで、
心の奥に静かに、優しく残っています。
もしあの頃、悲しみに素直にならず、我慢していたら。
きっと今の私はいなかったことでしょう。
「悲しんでもいい」ことを忘れないで
「泣いてはいけない」
「いつまでも引きずっていてはだめ」
そんな風に、自分の悲しみを押し込めようとする方も少なくありません。
でも私は思うんです。
悲しむことも、あの子への大切な想いのかたち。
どうか、その気持ちを大切にしてあげてください。
悲しみに向き合い、泣いて、悔やんで、それでも乗り越えていく時間が、
いずれあなたの心をやさしく包み、また新しい一歩を踏み出す力になってくれるはずです。
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この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。