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愛するペットへの最後の贈り物  ~火葬時に入れられるものと注意点~

2024.06.25

愛するペットへの最後の贈り物  ~火葬時に入れられるものと注意点~

ペットの火葬は、飼い主にとって最後のお別れの機会です。
大切な家族の一員だったペットを見送る際、多くの飼い主は何か思い出の品を一緒に火葬したいと考えます。しかし、ペットの火葬に際して棺に入れられるものには制限があり、適切な選択が必要です。この記事では、ペットの火葬時に入れられるものと、注意すべき点について詳しく解説します。

ペットの火葬に入れられるもの

  1. お気に入りのおもちゃ
    ペットが生前愛用していたおもちゃは、多くの飼い主が一緒に火葬したいと考えるアイテムの一つです。ただし、素材に注意が必要です。布製やぬいぐるみタイプのおもちゃは通常問題ありませんが、プラスチックやゴム製のものは避けるべきです
  2. 薄手の洋服
    ペットが着ていた薄手の洋服も、多くの場合火葬可能です。ただし、ボタンやファスナーなどの金属部分がある場合は、それらを取り除く必要があります
  3. おやつやペットフード
    ペットが好きだったおやつやフードを少量入れることも可能です。ただし、ビニール袋などのパッケージは取り除き、紙皿や紙コップに移し替えてから入れるようにしましょう

  4. 花を添えることも一般的です。ただし、濃い色の花は遺骨に色素が移る可能性があるため、白や淡い色の花を選ぶことをおすすめします
  5. 手紙や写真
    最後のメッセージを込めた手紙や、思い出の写真を入れることもできます。紙製であれば問題ありません

入れてはいけないもの

  1. プラスチック製品
    プラスチック製のおもちゃや容器は、火葬時に有害物質を発生させる可能性があるため避けるべきです
  2. 金属製品
    首輪や鈴などの金属製品は、火葬炉を傷つける可能性があるため入れられません
  3. ガラス製品
    ガラス製品も火葬炉を傷つける可能性があるため避けましょう。
  4. 電池を含む電子機器
    電池は爆発の危険があるため、絶対に入れてはいけません。

火葬時の注意点

  1. 事前確認の重要性
    火葬に何を入れられるかは、火葬場や葬儀社によって異なる場合があります。事前に確認することが非常に重要です
  2. 衛生面への配慮
    ペットの遺体に直接触れるものは、体液が付着する可能性があります。衛生面を考慮し、直接触れないよう工夫しましょう
  3. 遺骨への影響
    入れるものによっては、遺骨の色や質に影響を与える可能性があります。特に濃い色の布や花は注意が必要です
  4. 量の調整
    入れすぎると火葬の妨げになる可能性があるため、適量を心がけましょう。
  5. 思いを込めて選ぶ
    最後のお別れの機会です。ペットとの思い出や感謝の気持ちを込めて、入れるものを選びましょう。

火葬に入れるものを選ぶ際、家族全員で相談するのがおすすめです。
それぞれの家族がペットとの思い出の品を選ぶことで、家族全員で最後のお別れを行う機会になります。

まとめ

ペットの火葬に際して棺に入れるものは、ペットへの最後の贈り物となります。
思いを込めて選び、送り出してあげましょう。ただし、火葬炉や遺骨への影響を考慮し、適切な素材と量を選ぶことが重要です。

事前に火葬業者に確認し、ペットとの思い出に相応しいものを選びましょう。
それぞれの飼い主の思いに合わせて、最適な方法を選択することが大切です。ペットとの別れは辛いものですが、最後のお別れを大切に行うことで、その後の心の整理にもつながります。

愛するペットとの思い出を胸に、新たな一歩を踏み出す力にもなるでしょう。

この記事を書いた人

荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。

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