
うちの子とのお別れは、心にぽっかり穴があいたような感覚でした。
毎日泣いて、何を見ても思い出がよみがえる──
そんな日々の中、私が救われたのは「虹の橋の物語」との出会いでした。
この記事では、うちの子(猫)を見送ったスタッフの経験をもとに、
「悲しみの中にいる人が少しでも心軽くなれるように」そんな想いで綴ります。
虹の橋の物語との出会い

うちの子の火葬が終わるのを待つ間、
動物霊園の待合室でふと手に取った一冊の絵本。
それが「虹の橋の物語」でした。
その時は、ただただ涙が止まらなくて
「また会える」という言葉さえ
夢物語のように思えたのを覚えています。
悲しみと向き合う日々

それからの日々は、毎日が悲しみの繰り返しでした。
スマホに残る写真を見ては、「ここにいた」「こうしてた」と、
過去のうちの子の姿ばかりを振り返っていました。
でもある日、ふと思ったんです。
「もしあの子が虹の橋のたもとで待ってくれているなら、
あの子は“過去”じゃなく、“未来”にいるんじゃないか」って。
「また会える」と思えることの強さ

そう思った瞬間、ほんの少しだけ心がふっと軽くなりました。
「過去に閉じ込める」ことから、「未来で再会する希望」に気持ちが変わるだけで、
世界の見え方が少しずつ変わっていったのです。
あの子がくれた最後のメッセージ

最期まで、あの子は「自分らしく」
精一杯生き抜きました。
その姿は、今では私の憧れです。
あの子が教えてくれた“生きる姿勢”を、
私もこれからの日々に活かしていけたら──
⠀
そう思いながら、
今日も空を見上げています。
あなたの「未来」にも、
きっと大切なあの子がいる
「うちの子は、未来にいる」──
この言葉が、悲しみの中にいる誰かの心にそっと届きますように。
あの子にまた会える日まで、今日を大切に生きていきましょう。
ずっと先の未来で、
「あなたがいたからこその未来を、私は生きたよ」
感謝を込めて、そう伝えるために。

この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。