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ペットの介護、何が大変?ペットに心地よく過ごして貰うにはどうすればいい?

2024.06.22

ペットの介護、何が大変?ペットに心地よく過ごして貰うにはどうすればいい?

ペットの介護の基本

ペット介護の方法

まず、ペットが介護を必要としているサインを見逃さないことが重要です。
以下のような症状が見られる場合、介護が必要になるかもしれません。

  • 歩行が困難になった
  • 食欲が減退した
  • トイレの失敗が増えた
  • 目や耳の機能が低下している

これらのサインが見られたら、以下の手順で介護を始めましょう。

  1. 獣医師の診断を受ける: 症状の原因を特定し、適切な治療と介護方法を相談します。
  2. 介護環境を整える: ペットが快適に過ごせるように、寝床や食事場所を調整します。
  3. 定期的なケア: 食事、トイレ、散歩など、日々のケアをしっかり行います。

\筆者の経験談/
愛猫が足腰が弱くなった時、まず獣医師に相談し、柔らかいベッドを用意しました。
食事も柔らかく消化に良いものに変更し、意識的に水分補給を促すようにしていました。

ペット介護の費用

ペットの介護には費用がかかります。主な費用項目とその平均的な金額は以下の通りです。

  • 医療費: 定期検診や治療費(年間約10万円)
  • 介護グッズ: 介護用ベッドやおむつ、車椅子など(年間約5万円)
  • 食費: 特別食やサプリメント(年間約3万円)

コストを抑えるためには、以下の工夫が有効です。

  • 保険の利用: ペット保険に加入し、医療費の負担を軽減する。
  • 必要なものだけを購入する: 無駄な買い物を避け、本当に必要なものだけを選ぶ。

筆者の経験談
ペット保険に加入しており、治療費の一部をカバーしてもらっています。
また、介護グッズを選ぶ際にはレビューなどを読んで吟味し、出来るだけ必要なものだけ購入するようにしていました。

ペットの食事と栄養管理

介護中のペットには、特別な食事が必要です。以下のポイントを押さえて、食事を管理しましょう。

  • 高品質の食事を提供: 栄養バランスが取れた食事を選びます。
  • 適量を与える: 食べ過ぎや栄養不足を避けるため、獣医師の指導に従います。
  • 水分補給を忘れない: 十分な水分を与え、脱水を防ぎます。

\筆者の経験談/
愛猫は腎臓の数値が高くなってきたので、獣医師の勧めで腎臓ケア用のフードを与えています。
水も多めに用意し、こまめに飲ませるようにしています。水入れもすこし背の高いものを購入して、少しでも愛猫が水を飲みやすいようにと工夫しています。

ペット介護におけるストレスとその対策

介護中のストレス管理

ペットも飼い主も、介護によるストレスを感じることが多いです。
その原因と対策を知っておくことが大切です。

  • 飼い主のストレス原因: 介護の負担、時間的制約、感情的な疲れ。
  • ペットのストレス原因: 環境の変化、体の不調、痛みや不安。

ストレスを軽減するための方法としては、以下のようなものがあります。

  • リラックスできる環境作り: ペットが安心できるスペースを確保します。
  • 定期的な休息: 飼い主も無理せず、適度に休息を取ります。

\筆者の経験談/
ペットの介護で疲れた時は、家族に頼んで休息を取るようにしていました。
また、ペットのために静かな場所にベッドを設置し、リラックスできる環境を整えました。

介護の相談先

介護中の悩みや疑問は、専門家に相談することが重要です。
また、同じ悩みを持つ飼い主とのコミュニケーションも役立ちます。

  • 獣医師: 症状やケアについて相談できます。
  • ペット介護専門家: 専門的なアドバイスが受けられます。
  • オンラインコミュニティ: 他の飼い主と情報交換ができます。

\筆者の経験談/
その時の介護状況だけではなく今後の介護についてもあわせて獣医師に相談しました。
親身に相談に乗っていただけたので、私自身とても支えられましたよ。

介護に役立つグッズ

ペットの介護には、専用のグッズが役立ちます。
以下にいくつかの便利なアイテムを紹介します。

  • 介護用ベッド: 柔らかく、洗濯可能なベッド。
  • おむつ: トイレの失敗を防ぐためのおむつ。
  • 車椅子: 歩行が困難なペットのための車椅子。

\ディアペットスタッフのおはなし/
スタッフの愛犬は、ふかふかの介護用ベッドを用意し、安心して休めるようにしたそうです。
また、トイレの失敗が増えた時期には、おむつを使用して快適さを保ちました。

ペットの介護経験談とアドバイス

実際の介護経験談

他の飼い主の介護体験は、大いに参考になります。
以下は、いくつかの失敗談と成功談です。

  • 失敗談: 食事の管理が不十分で、ペットが体調を崩してしまった。
  • 成功談: 介護グッズを上手に活用し、ペットが快適に過ごせた。

\筆者の経験談/
愛猫は食事の管理が大変でしたが、食事の時間を決めて食べた量をノートに記録するようにしていました。
また、同じフードでも温めてあげることでいい香りが立つようになり、食いつきがよくなりました。
出来るだけ愛猫自身で食べようとしてくれるよう、試行錯誤していましたね。

介護のコツと工夫

日常生活に取り入れやすい介護のコツをいくつか紹介します。

  • スケジュールを立てる: 毎日のケアを計画的に行う。
  • ペットの様子を観察する: 変化があればすぐに対応する。

\ご家族さまからのおはなし/
毎日の介護スケジュールを作り、家族全員で共有していたというお話はよく伺います。また、ペットの行動を観察し、体調に変化があればささいなことでもすぐに獣医師に相談していたという方も多いですね。最近ではペットカメラも豊富に販売されているので、そうしたグッズもペットの介護をしている家族にとって助けになるはずです。

介護サービスの利用

プロの介護サービスを利用することで、飼い主の負担を軽減することができます。
以下のようなサービスがあります。

  • 訪問介護: 専門スタッフが自宅に訪問してケアを行う。
  • ペットホテル: 短期間の預かりサービス。

こうしたプロの手を借りることで、普段介護をしている家族が休む時間を持つことが出来ます。
その子その子によって差はありますが、介護というのは長く続く場合も多いので、家族が出来るだけ疲弊することなくペットの介護を行うことが出来るよう、このようなサポートを受けることも検討するとよいでしょう。

ペット介護の負担を軽減するために

ペットの看護とケア

基本的な看護とケアの方法を学びましょう。

  • 看護の基本: 清潔を保ち、定期的に健康チェックを行う。
  • ケア用品の選び方: ペットに合ったケア用品を選びます。

毎日のブラッシングと体調チェックを欠かさず行い、皮膚の異常や体調の変化にいち早く気付くようにするとよいでしょう。皮膚をつまむことで脱水状態になっていないか確認するなど、普段から体調の変化に気付く方法もあります。今後を見据え、家族がペットの体調の変化に気付く方法を獣医師へ確認、相談されるのもいいですね。

介護の負担を軽減する工夫

介護の負担を減らすためには、以下の工夫が有効です。

  • 家族や友人の協力を得る: 一人で抱え込まず、周囲の協力を得る。
  • 便利なアイテムを活用する: 介護グッズを上手に使う。

例えば、家族全員で介護を分担し、負担を軽減するとよいですね。
ひとりでペットの介護を行う場合は、訪問介護やペットホテルの利用も検討されるとよいでしょう。
また、ペット用のケア用品を活用し、出来るだけケアの手間を省くことで負担を減らすのもいいですね。

介護中の散歩と運動

介護中のペットでも、適度な運動は必要です。

  • 適切な運動量を保つ: 無理のない範囲で運動をさせる。
  • 散歩の際の注意点: 体調に応じて、無理をさせないように注意します。

\ディアペットのスタッフのおはなし/
スタッフの愛犬は足腰が弱くなりましたが、短い散歩を毎日続けることで、筋力を維持しているそうです。散歩中も無理をさせず、ペースを守るようにしているそう。

まとめ

ペットの介護は、家族にとって大変な負担となることが多いですが、適切な知識と準備を持って臨めば、ペットも家族も安心して過ごすことができます。以下に、本記事のポイントをまとめます。

  • 介護の基本: ペットが介護を必要とするサインを見逃さず、獣医師の診断を受けて適切な環境を整えましょう。
  • 費用管理: 介護にかかる費用を把握し、ペット保険や必要なグッズの購入でコストを抑える工夫をしましょう。
  • 食事と栄養管理: 高品質な食事と適切な水分補給で、ペットの健康を維持します。専門家の意見も参考にしましょう。
  • ストレス対策: ペットと飼い主のストレスを軽減するために、リラックスできる環境を整え、定期的な休息を取りましょう。
  • 相談とサポート: 専門家やコミュニティの支援を活用し、介護の悩みを一人で抱え込まずに解決していきましょう。
  • 介護グッズ: 介護に役立つグッズを活用し、ペットの快適さを保ちつつ、飼い主の負担も軽減します。
  • 介護サービス: 必要に応じてプロの介護サービスを利用し、安心してペットのケアを行いましょう。

ペットの介護は、家族としての愛情と責任が試される時期でもありますが、大変な最中にも穏やかで愛おしいペットとの時間を過ごす事の出来る、かけがえの時間ともいえるでしょう。
この記事で紹介した情報を活用し、ペットと共に心地よい日々を過ごしていきましょう。

この記事を書いた人

荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。

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