
目次
ペット位牌の開眼供養とは?
ペットを見送ったあと、「なにかしてあげたい」「きちんと供養したい」と思うのは自然なこと。
写真を飾ったり、仏壇を用意したり、毎日話しかけたり――
その中でも「ペット位牌」は、うちの子そのものとして向き合える大切な存在です。
今回は「ペット位牌に開眼供養は必要?」「写真入り位牌でも魂入れするの?」という疑問にお答えしながら、
あなたらしい供養のカタチを考えていきましょう。
そもそもペット位牌とは?
ペット位牌とは、亡くなったペットの魂をしのび、祈りを捧げるための象徴的なメモリアルグッズです。
最近では、以下のようなタイプが人気です。
- 戒名入りの伝統的な縦型位牌
- 写真が入るアクリルやクリスタル製
- 手のひらサイズでインテリアに馴染むもの
- オーダーメイドで名前や日付を彫刻できるタイプ

開眼供養とは?魂入れの意味
「開眼供養(かいげんくよう)」とは、仏壇・仏像・墓石などに魂を入れる儀式のこと。
モノとして作られたものに魂を宿し、「神聖な存在」として祈りの対象にする大切な法要です。
お位牌に関しても、開眼供養を行うことで「単なる記念品」から「魂の拠り所」としての意味を持ちます。

ペット位牌にも開眼供養は必要なの?
しなくてもいい。
でも、したいと思うならしてあげてほしい。
人間の供養と違い、ペットの供養に明確な宗教的義務はありません。
そのため、開眼供養は「必須」ではありませんが、以下のような方にはおすすめです。
- 心の区切りをつけたい
- 仏教に則った供養をしたい
- 「魂が宿っていてほしい」と思う
一方で、開眼供養をしていないご家族も多く、
理由としては:
- 位牌があるだけで気持ちが落ち着く
- 信仰心があまりない
- 開眼供養を知らなかった
- どこでできるか分からない
どれも間違いではありません。
大切なのは、ご家族が納得のいくかたちで供養できることです。
ペット位牌の開眼供養はどこでできる?
主な方法は?
方法 | 特徴 |
---|---|
ペット霊園・火葬施設 | 火葬をお願いした施設で供養対応している場合あり |
寺院(ペット供養対応) | 地元の寺院に相談してみると柔軟に対応してくれるケースも |
オンライン供養祭 | 参列が難しい方には、オンラインでの供養も増加中 |
ディアペットでは、毎月1回「ペット位牌の開眼供養祭」を開催しています。
東京のセレモニールームでの参列のほか、ご自宅からオンラインで参加できるサービスもご用意しています。
▶ 合同のペット位牌開眼供養祭を見る

💬 よくあるご質問(FAQ)
Q. 写真入りの位牌にも開眼供養は必要?
A. どんな形の位牌でも、心を込めて祈る対象であれば魂入れは可能です。
写真入りでも問題ありません。
Q. 開眼供養をしていないといけないの?
A. いいえ。開眼供養はあくまで「したい」と思ったときにしてあげれば十分です。
Q. 開眼供養だけでもしてもらえる?
A. はい、位牌をお持ちいただくだけで、供養を受けられる寺院もあります。
まとめ|供養は、気持ちがすべて
ペット位牌の開眼供養は、してもいいし、しなくてもいい――
その自由さが、ペット供養のやさしいところでもあります。
ただ、「きちんとしてあげたい」「なにか気になる」という思いがあるなら、
一度開眼供養をしてみるのも良い選択です。
大切なのは、ご家族の「想い」そのもの。
形式にとらわれすぎず、あなたのペースで、あの子を想う時間を重ねていってくださいね。

この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。