
ペットを亡くした方、ペットロスの方にお悔やみの気持ちを届けたい——
そんな風に思われている方も、きっといらっしゃることでしょう。
ただ、お花やお菓子、お線香などに添えるメッセージを
「何と書けば良いのか分からない」と戸惑われる方も多いかもしれません。
ここでは、どのように気持ちを伝えたらよいか、 文例と一緒にやさしくご紹介してまいりますね。
目次
1. 冒頭の言葉:まずは「お悔やみの気持ち」を伝える
悲しみの中にいらっしゃる方に、まずはお悔やみの気持ちを伝えましょう。
やわらかく、そっと寄り添うような一文がおすすめです。

【例1:ペットロスが深い方へ】
この度はお悔やみ申し上げます。 ○○ちゃんの旅立ちを知り、とても驚きました。
○○ちゃんのかわいい笑顔や、やさしい鳴き声を思い出すと、涙がこぼれます。
→深い悲しみに寄り添う「わたしも悲しい」という共感を伝えると、
受け取った方も「ひとりじゃない」と感じていただけるかもしれません。
【例2:闘病を支えてきたご家族へ】
この度はお悔やみ申し上げます。
○○ちゃん、最期まで本当に頑張りましたね。
○○ちゃんも、△△さんもお疲れさまでした。
→闘病をともに頑張ってきたお気持ちをねぎらう文は、
ご家族さまの心にそっと寄り添ってくれるでしょう。
2. お悔やみの品に触れる一言を添える
贈りものに添える場合は、その品を選んだ気持ちも添えると、 よりあたたかなお悔やみメッセージになります。
【お花や仏具を贈る場合】
- ○○ちゃんに似合うピンクのお花を選びました。
おそばに置いていただけたら嬉しいです。 - ○○ちゃんを想いながら選んだ仏具です。
ご供養の一助となれば幸いです。
【お菓子などの食べものを贈る場合】
- なかなか気持ちが落ち着かない中かと思いますが、
甘いものを食べて少しでも心を休めてくださいね。
→「少しでも心休まる時間を」と願う気持ちが、やさしく伝わります。
3. 〆の言葉:やさしく心を結ぶ一文を
最後は、未来や祈りをこめたやさしい一言で締めくくりましょう。

【文例】
- ○○ちゃんに想いが届きますように、心よりお祈り申し上げます。
- ○○ちゃんがお空で穏やかに過ごせていますように。
- 悲しみのなかにいらっしゃることと思いますが、どうかご自愛くださいませ。
※「お空」という表現が合わないと感じる方もいらっしゃるため、 相手によっては避けるのも配慮の一つです。
まとめ:気持ちに正解はありません
ペットを亡くされた方に向けて、お悔やみの言葉を綴るというのは、
とても繊細で、難しく感じることかもしれません。

けれど、大切なのは形式よりも「気持ちがこもっていること」。
「あなたのことを想っています」 そのお気持ちは、
きっとご家族さまの心にもあたたかく届くことでしょう。
この文例集が、あなたさまのやさしい想いを届ける お手伝いとなりましたら幸いです。

この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。