ご家族さまの数だけあります。
今日は私、ディアペット大阪店・荒木の経験談をお話しさせてください。
うちの子をお空へ見送ってから、
あの子はどこにいるんだろう?と
考えることがありました。
見送って姿形も見えなくなり、
はじめは思い出の中にばかり
あの子を探していました。
フォトフレームの中のあの子
スマートフォンの中のあの子。
過去の中に探す度に、
もう会えないことを痛感し
寂しくて仕方がなかったです。
悲しいだけ悲しみ、泣きたいだけ泣いて
これ以上の悲しみなんてないと思うような
悲しみの底までいったからでしょうか。
やっと、こう思えるようになりました。
“虹の橋のたもとでまた会えるなら、
それは過去じゃなくて
未来にあの子がいるってことだ”
あの子がいなくなったからこその悲しみから
心を引き上げてくれたのも、結局あの子でした。
あの子が待ってるなら、生きなきゃ。
顔を上げて見た未来のずっとずっと先で
あの子はきっと待ってくれている。
FIPという病で旅立った、愛猫はっぴー。
食べるのが大好きでむちむちボディだったのに、
闘病中食べれなくなって痩せてしまい
お水も飲めなくなっていきました。
それでも、名前を呼べばこちらへ来てくれたはっぴー。
最後は私の隣で旅立っていきました。
今は虹の橋のたもとで、
きっとあの頃のむちむちボディで
私を待ってくれていると思います。
私の名札の中にも、はっぴーがいます。
こんな風にお空でのんびりしてて欲しいなぁ☁️
大事な子をなくすと、
なくしたものばかりが目についてしまいます。
それが寂しくて、悲しくてたまらなくて。
けれど、本当になくしたものばかりでしょうか?
姿形がなくても、大事な子がくれるものは
過去だけじゃなくて現在や未来にもあるはず。
あの子がいたからこそいま手の中にあるもの、
そしてこれから出会えるものがきっとあります。
悲しみの中で未来に目を向けることは難しいことです。
それでも、いつかの未来でもし笑えたなら
たくさん悲しんでたくさん泣いた分だけ、
とびきりの笑顔をお空にいるあの子へ見せてあげてくださいね。