
大切な家族であるペットとのお別れ。火葬が終わり、少し気持ちが落ち着いた頃、
「何かしてあげたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな想いをかたちにする方法のひとつが、「ペット供養祭」です。
供養祭は、ペットに感謝の気持ちを伝え、心穏やかに手を合わせるための大切な時間。
今回は「ペット供養祭ってなにをするの?」「参加した方がいいの?」という疑問にやさしくお答えします。
目次
ペットの供養祭とは?何のために行うの?
供養祭とは、亡くなったペットの冥福を祈り、感謝の気持ちを届けるための法要です。
月命日や一周忌、四十九日など、節目のタイミングで参加される方が多く見られます。
日々のご供養としては、ご自宅で仏壇やお位牌に手を合わせる方法もありますが、
「きちんと供養してあげたい」というお気持ちが強い方には、
住職による読経や法話がある供養祭への参加がおすすめです。

ペット供養祭はどこでやっているの?
ペット霊園や、火葬を行ったお寺で開催されていることが多く、主に以下のような場所で行われます。
- ペット火葬や納骨をした霊園・寺院
- 自宅火葬や移動火葬車を利用した方が参加できる施設
- ペット供養の専門店(ディアペット東京)
火葬を依頼した施設がある場合には、供養祭の開催有無を確認するのがおすすめです。
移動火葬車を利用された方でも、参加できる施設がありますので、お近くで探してみましょう。

ペット供養祭ではどんなことをするの?
ここでは、主な供養祭の例をご紹介します。
月例法要(毎月開催)
住職が読経し、参加者全員でお空の子の冥福を祈ります。節目ごとの供養を希望される方、一周忌や四十九日など、様々な目的で参列されます。
開眼供養(お位牌の魂入れ)
お位牌に魂を宿す儀式で、1柱ずつ丁寧に開眼されます。
「ただの仏具」だったお位牌が、心のよりどころとして生まれ変わる大切な供養です。
季節の供養祭(お盆、春・秋のお彼岸など)
特別な法要として、住職の法話や焼香を通して、心静かな時間を過ごすことができます。
ペット供養祭に参加する意味とは?
「供養は気持ちが大切」と言われますが、その気持ちをかたちにできるのが供養祭です。
「ちゃんと供養できた」という安心感
- ペットに感謝の想いを伝える時間
- 同じ気持ちを持つ方々と共有する癒しの時間
中には「供養祭に参加したことで心が落ち着いた」「ペットロスが少しやわらいだ」と
お話くださるご家族もいらっしゃいます。
まとめ|ペット供養祭は、心を整える大切なひととき
ペット供養祭は、「ありがとう」「また会おうね」という気持ちを届ける、かけがえのない時間です。
参加する・しないに正解はありませんが、心が動いたそのときが、供養を始めるタイミングかもしれません。
もし今、何かしてあげたいという想いがあるなら、
どうかその気持ちを大切に。供養祭という形で、愛する子に想いを届けてあげてくださいね。

この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。