
「また飼えばいいじゃない」
そんな一言に、心がズキッとしたことはありませんか?
ペットロスの悲しみに沈む中で、
「新しい家族を迎えれば癒されるよ」と言われてしまうと、
まるで大切な子の存在を軽く見られたように感じてしまう方も少なくありません。
けれど一方で、新しい子を迎えたことで気持ちが軽くなった、という方もいらっしゃるのも事実です。
今回は「新しい家族を迎えること」とペットロスの関係について、一緒に考えてみませんか?
目次
あの子に“代わり”なんていない
ペットといっても、わたしたちにとっては「家族」。
名前を呼べば来てくれて、寝るときにはそばにいてくれた、唯一無二の存在です。
同じ種類、同じ犬種・猫種であったとしても、“あの子”とまったく同じ存在はいません。
だからこそ、他の誰かで心が埋まるとは到底思えない……。
それは、自然な感情です。
それでも、新しい家族の存在に救われることもある
実際に、ディアペットにお越しいただいたご家族からは、こんなお声も届いています。
「お世話をすることで、前を向くきっかけになった」
「あの子のことを思い出して、涙じゃなく微笑みがこぼれるようになった」
「もう一度、大切な命を愛したいと思えた」
新しい家族との出会いが、悲しみを“忘れさせる”のではなく、
“やわらげてくれる”こともあるようです。

無理をして迎えたら…つらさが増すことも
一方で、「まだ迎えるタイミングじゃなかった」と感じる方もいます。
「比べてしまってつらい」
「この子を愛してはいけない気がする」
――そんな気持ちに苦しむ方も少なくありません。
心がまだ整わないうちに迎えてしまうと、お互いに悲しい思いをしてしまうこともあるのです。
決めるのは、あなたの“心の声”
ペットロスの悲しみのかたちは人それぞれ。
新しい子を迎えることが「正しい」わけでも「間違い」なわけでもありません。
ただひとつ言えるのは、
「迎えてもいいかどうか」を決めるのは、
周りの言葉ではなく“あなた自身の想い”であるということ。
今は迎える準備ができていなくても、それでいい。
“いつか”が来たときに、自然と心が動いたら、それが「その時」なのだと思います。
まとめ
新しい子を迎えることで、ペットロスが癒えることもあれば、そうでないこともあります。
けれど、どんな未来を選ぶにしても――
あなたがあの子を深く愛した証に変わりはありません。
その愛を新たな命に繋ぎたいと思えたとき、きっとあの子も、お空からそっと背中を押してくれるはずです。

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この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。