ケージ、おもちゃ、お洋服・・・
とくに病気だった子や、介護を必要としていた子の場合、
療法食やお薬、おむつなどが残ったまま旅立ってしまうことも多いでしょう。
それらのものをどのようにしたら良いか、迷う方もいらっしゃると思います。
無理に処分する必要はありません。
気持ちの整理をしながら、手放すもよし、大切にするもよし。
ここではそのヒントをお話します。
1.思い出のものたち
よく着ていたお洋服や遊んでいたおもちゃなどは、なかなか手放すのも惜しいものです。
ペットちゃんの毛や香りが残っていることもあるでしょうし、
まだまだぬくもりを感じる気がしますよね。
そういった場合には、無理に手放す必要はありません。
そのままお部屋に置いておくのも良いでしょうし、
箱などに納めて時々開けてみたり、
手を合わせる供養の場にお供えしても良いでしょう。
2.ケージ、キャリー、トイレ、キャットタワーなどの大きなもの
これらも、無くなるのはさみしいと感じるなら、そのまま置いておいても良いでしょう。
ディアペットに来てくださったご家族様とお話していると、
あの子が最後に使ったペットシーツすら捨てられないの、とおっしゃる方も多いです。
気持ちが落ち着くまで、そのままにしておいても全く問題ありません。
もし手放すことを考えるなら、これまでの感謝の気持ちを込めて、きれいにしてから手放しましょう。
自治体の指示に従って処分すれば問題はありません。
また、保護団体(シェルター)で必要としている場合もありますので、
問合せをしてみても良いでしょう。
3.フード、お薬、おむつ、シーツなどの消耗品
針は病院に必ず返す必要がありますが、お薬は獣医にも相談してみると良いでしょう。
たとえば整腸剤などの一般的なお薬の場合、保護団体(シェルター)で必要としていることもあります。
おむつやシーツなどの消耗品や、まだ期限があるフードも、
できることなら元気な子に分けて差し上げるのはいかがでしょうか。
お友達のペットちゃんはもちろん、保護団体(シェルター)に問合せをしてみるのも良いでしょう。
また、ディアペットでも「いのちのバトンプロジェクト」として、
お預かりしたものを保護団体に寄付する活動をしています。
使ってもらうことで次の命につながるのは、旅立ったペットちゃんも喜ぶでしょう。