ディアペット大阪の荒木です。
卒業シーズンということもあり、
色んなお店でかわいい色紙を見かけますね。
桜柄だったり、パステルカラーだったり・・・
それを見て、うちの子を見送った時のことを思い出しました。
2022年9月、うちの子を老衰で見送った時のお話です。
もう一昨年になるのか・・・
年月日の数字を見ると時間の流れを感じて
切なくなってしまいますね。
見送り自体は何度も経験していたので、
悲しいことに必要なものの準備は
スムーズに行うことが出来ました。
ただ、この時に初めて使用する
お別れ用品があったんです。
それが、『足あとスタンプキット』
肉球を汚さずに足あとをのこせるというもの。
うちの子を亡くした日から
私は偶然にも連休だったのですが、
勤めているディアペット大阪まで
この足あとスタンプキットを買いに行きました。
今思えば、事前に購入しておけば
よかったなと感じています。
そうすれば少しでも眠るあの子の側に
いる時間を増やせたのになって。
で、この足あとスタンプキット。
[caption id="attachment_4717" align="aligncenter" width="530"] 画像をタップすると商品ページへ移ります。[/caption]
スタンプの台紙もセットになっていて
それもかわいいデザインなのですが・・・
「かわいい色紙に足あとをとってあげたいな」
以前見かけたことのあった
それこそ桜柄だったり、
パステルカラーの色紙を思い出していました。
かわいいうちの子の足あと。
うちの子らしく、
かわいい色紙にのこしてあげたい。
きっと文房具屋さんか
100円ショップにならあるはず!
足あとスタンプキットを購入した帰り道、
意気込んでお店を回ったのですが・・・
[caption id="attachment_4715" align="aligncenter" width="530"] なんてこと・・・![/caption]
時期が悪く、全く売っていませんでした。
9月だもんね、売ってないよね・・・。
結局、パステルカラーのポストカードが
20枚ほど入ったパックを購入しました。
足あとスタンプキット、
ポストカード、
おやつを入れてあげる紙製の器、
そして沢山のお花。
あの子のために選んだそれらを手に、帰宅。
[caption id="attachment_4721" align="aligncenter" width="530"] 沢山買ったお花たち。
家族に「買ったよ」と知らせるために写真を撮っていました。[/caption]
そしてあの子と私、
二人きりの時間に
かわいい足あとを取りました。
「うまく取れないね」
「むずかしいな」
「元気な頃だったら怒ってたかな?
・・・怒ってパンチしてもいいんだよ」
きゅっと折れ曲がったまま硬直した
おてての足あとを取ることは難しく、
それでも声をかけながら
一生懸命足あとを取りました。
[caption id="attachment_4719" align="aligncenter" width="530"] 最期までかわいい、うちの子のおてて。
ずっとかわいいね、そら。[/caption]
その時間が切ないながらも
あたたかなものとなって
あの子との思い出の一つとして
私の中にのこっています。
※翌日の朝方には硬直が解けたのか
おててが曲がるようになっていたので、
予備として購入していたキットで
また沢山足あとを取りました。
[caption id="attachment_4723" align="aligncenter" width="404"] スタンプで取ったあとのインク。
この後もインクがなくなるまで沢山取りました。[/caption]
もしも、うちの子の足あとを
色紙などの可愛い台紙にのこしてあげたいなら、
かわいくて綺麗なものが沢山販売されている
今の時期に準備しておくことをおすすめします。
なんて、アドバイスが
ピンポイントすぎるでしょうか・・・
[caption id="attachment_4720" align="aligncenter" width="530"] 旅立ちの空は、綺麗な青空でした。[/caption]
それでも、もしかしたら
誰かの大切なお子さまのお見送りの時に、
私の経験がお役に立つかもしれない。
そんな思いでnoteを書いています。
今でもあの時に取った足あとを見ながら
「かわいいな~」と話しています。
一人の時に見てもひとりごとで
「かわいいな~」とつぶやいているのですが・・・
うちの子って、ずっとかわいいです。
姿かたちがなくなって、
もう触ることが出来なくても
そんなことは関係なく
ずっとかわいいうちの子です。
かわいいって気持ちも
大好きって想いも
きっと無限なんですね!
そのかわいさを、
足あとというかたちでのこした
私のお見送り体験談でした。
ここまでお読みくださり、
本当にありがとうございました♪