
身近なご友人が大切なペットを亡くされたとき、
「何かしてあげたいけれど、どうすればいいのか分からない」——
そんなふうに感じたことはありませんか?
ディアペットにも、同じようなご相談をたくさんいただきます。
今回は、スタッフとして、そして私自身も“うちの子”を見送った家族として、
ペットを亡くされたご友人に寄り添うためのヒントをお伝えします。

目次
ペットを亡くした方の気持ちとは?
“ペットは家族”。
今ではそう感じている方が多くいらっしゃいます。
一緒に過ごした日々の中で、
ペットはときに子どものように、
ときに相棒や親友のように、
そして心を支えてくれる
かけがえのない存在です。
筆者自身も、愛猫を見送ったときに感じたのは——
「この子は、私の人生の一部だった」ということ。
言葉では表せない深い絆があるからこそ、
その喪失は“家族を亡くした”のと同じくらいの悲しみを伴います。
ペットと暮らした経験のない方には、
その痛みを想像するのが難しいかもしれません。
そんなときは、ご自身にとっての大切な存在を思い浮かべてみてください。
——その存在を突然失ったときの心の痛み。
ペットを亡くされた方は、まさにそのような喪失感の中にいらっしゃるのです。

ペットロスのご友人が望んでいることは?
「なにかしてあげたい」——
その気持ちこそが、ご友人にとってすでに大きな支えです。
悲しみの受け止め方は人それぞれ。
静かに過ごしたい方もいれば、思い出を語りたい方もいます。
もし、ご友人からペットの旅立ちを知らせてくれたなら、
それは「あなたに知ってほしい」と思ってくれた証です。
「知らせてくれてありがとう」
「○○ちゃんのこと、私も大好きだったよ」
「○○ちゃんのしぐさ、今も思い出すよ」
たった一言でも、
「あの子のことを覚えてくれている」という想いが伝われば、
その心がふっと軽くなることがあります。
❌ してはいけない言葉や対応
どんなに優しい気持ちからでも、かけた言葉が
相手を傷つけてしまうことがあります。
避けたほうがよい言葉の一例です。
- 「また新しい子を迎えればいいじゃない」
- 「時間が解決するよ」
- 「そんなに落ち込まないで」
- 「でも長生きだったでしょ?」
悲しみのかたちは人によりさまざまです。
相手の気持ちを変えようとするよりも、
そのままを受け止めることが、
いちばんの寄り添いとなることでしょう。
寄り添い方のヒント
「言葉が見つからない」
「何を贈ればいいのか分からない」
——そう感じるのは当然のこと。
でも、その“何かしたい”という気持ちこそが、一番の優しさです。
「○○ちゃんは、あなたに出会えてきっと幸せだったね」
「大切な家族を想う気持ちのあたたかさ、○○ちゃんもいっぱい感じていたと思うよ」
そんなふうに“存在を肯定する言葉”を伝えると、
悲しみの中に少しだけ温かな光が差します。
また、寄り添いの形は言葉だけではありません。
- 一緒に写真や動画を見る
- 思い出を語る時間を持つ
- 記念日に「今日は○○ちゃんの大事な日だね」
「想いが届いているよう、祈っているよ」と声をかける
行動を通して寄り添うことで、
ご友人の心が少しずつ癒えていきます。

お悔やみギフトとしておすすめの品
悲しみの中にあるご友人へ、
言葉にしづらい想いを“かたち”で届けるのもひとつの方法です。
🌸 お花
最も多く選ばれるのはお花です。
生花はもちろん、お世話のいらないプリザーブドフラワーも人気です。
「○○ちゃんに似合いそう」と思う色を選ぶと、より心が伝わります
🍪 お菓子
食欲が落ちてしまう時期でも、やさしい甘さのものなら口にしやすいもの。
ディアペットオリジナルクッキーなど、
見た目にも心温まる贈りものがおすすめです。
🕯️ お線香・キャンドル
毎日の供養に使えるお線香やロウソクは、
「お空の子への贈りもの」として喜ばれます。
優しい香りや、ペットの形のキャンドルも人気です。

寄り添うあなた自身の心も大切に
大切な人の悲しみに寄り添うことは、
あなた自身の心にも力を使うことです。
無理をせず、ご自身の気持ちも大切にしてくださいね。
その優しさが、きっとご友人にも伝わります。

まとめ:言葉より、そばにいること
ペットを亡くした方に“正しい言葉”はありません。
大切なのは、「あなたの想いが伝わること」。
「○○ちゃんを想い続けるあなたを、心から大切に思っています。」
その一言が、きっと誰かの心をあたためる光になります。
あなたの優しさが、ご友人の悲しみを包み込み、
新しい一歩をそっと支えてくれますように。
🌸お悔やみの気持ちを、かたちにして届けたいときは
ディアペットでは、ペットを亡くされたご家族さまへ
そっと寄り添う“お悔やみのお品”もご用意しております。
「言葉だけでは伝えきれない想いを、そっと届けたい」
「大切な家族を想う、その気持ちを受け取ってほしい」
そんなやさしいお気持ちをお届けするお力となれますように。

この記事を書いた人
荒木 奈緒美
愛猫を亡くしペットロスを経験、うちの子に導かれるようにディアペットへ入社。
店舗スタッフを経験し、ディアペット大阪・名古屋店長へ。
動物葬祭ディレクター1級、愛玩動物飼養管理士2級保有。